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テクニカルスペシャリスト

2023.02.27 | George&Company,Inc.

従来、企業のビジネスについては、企業が自身の適切性について自ら評価するだけで、
自社や委託先を含めてその信頼性を担保していました。
しかし近年、不正会計や粉飾決算、重要情報の漏洩や大規模システム障害、
製品事故に対する巨額賠償請求、内部告発など、
企業価値やブランド価値に多大な影響を及ぼす事象が起こっています。
こうした状況下、企業においては自分たちの内部管理態勢が適切であること、
企業が遵守すべきさまざまな規制や制度などへの対応、すなわちコンプライアンスについて
独立した第三者の評価を受けることが求められています。

また近年、企業活動においてITは欠かせない存在となっており
業務がITによって処理され、あらゆる情報はデジタル化されています。
そのためシステム監査やセキュリティ監査に関するニーズが高まりを見せているのはもちろん、
会計監査、内部統制の評価においてもITに関する知見のある監査人のニーズが
高まっています。
今回は、これらの業務に特化したプロフェッショナル人材を育てるべく、
ITエンジニアとしてのバックグラウンドをお持ちの方を募集することになりました。

<プロジェクトでの具体的な担当業務>
1.システム監査・セキュリティ監査における業務
(1) 評価計画、手続きの立案
システム概要・業務プロセスを調査した上での、評価計画や内部統制を検証する手続きを立案します。
(2) 評価の実施
担当者へのヒアリングや仕様書の査閲、ロジックの確認、
画面確認・データ検証等を通した、内部統制の有効性評価を行います。
万が一、問題点が識別された場合は、その原因分析や影響度について、企業側担当者とともに検討します。
(3) 調書の作成
評価結果を監査調書として作成します。問題点については、改善のための推奨事項を検討します。

2.会計監査における業務
(1) 財務諸表監査
・勘定残高・取引の検証作業補助(サンプル対象の精査、サンプル抽出、リスト作成、エビデンス照合、文書化)
・監査ツール(監査調書やエビデンスを格納するDB)の準備・最終化に向けたクローズ作業の補助
・棚卸資産の立会補助
・銀行・債権債務等の残高確認手続
・財務諸表分析
・開示資料検証
・監査報告資料の草案作成
(2) 内部統制監査
・被監査会社が構築する内部統制や業務プロセスのヒアリング補助(ヒアリング立会・議事録作成)
・内部統制の検証補助(サンプル対象の精査~文書化)

これらの業務においては、これまで得た以下の知識、経験を活かすことができます。
 開発経験を通じて得られたビジネスプロセスの理解
 設計書や仕様書、マニュアル等の作成を通じて得られた文書作成力
 プログラムのテストシナリオ作成やテスト実行、結果記録で求められる作業の緻密さ、正確性
SEとして関わってきたテクノロジーだけでなく、開発したシステムが実現する業務や、開発工程で関わった作業の進め方、品質管理の考え方は、システム監査やセキュリティ監査だけでなく、会計監査における様々な業務において通用するものです。

PwCのクライアントとしてグローバル展開する大手日系企業をはじめ、
世界的に有名な外資系企業の案件に携わることが可能です。
また、さまざまな企業・業界における業務に関わることで、
システムやテクノロジー、ビジネスに対する視野を広げることができます。

※本ポジションはPwCビジネスアシュアランス合同会社での採用となります。

 

下記の領域での3年程度以上の実務経験がある方

- システムベンダーでのシステム開発・運用・保守などの実務経験
- 事業会社でのシステム開発・運用・保守などの実務経験